昨年から実施が再開された協会けんぽの「被扶養者資格の再確認」事業ですが、平成25年度も5月末より実施されます。
この事業は、保険給付の適正化及び高齢者医療制度における納付金・支援金の適正化を目的に、健康保険の被扶養者となっている方が、現在もその状況にあるかを確認するためのものであり、5月末から7月末までの間に実施されています。
実施方法は、事業主に宛てに5月末から被扶養者リストが送付されてきますでので、内容を確認し、その結果を協会けんぽに返送することとなります。
<再確認の対象となる方>
協会管掌健康保険の被扶養者(ただし、次の被扶養者を除きます。)
(1)平成25年4月1日において18歳未満の被扶養者
(2)平成25年4月1日以降に被扶養者認定を受けた被扶養者
※すべての被扶養者が(1)または(2)に該当する場合は、確認は不要となります。
書類の送付も行われないようです。
被扶養者の再確認の一番の目的は、二重加入のチェックとなります。よくあるのが、子供が就職し、自身で保険加入をしているのに、親の扶養から外すのを忘れてしまっている場合です。
二重加入を減らすことにより、保険料負担を減らせる(※)ことができますので、今回の再確認だけではなく、日々の手続きも忘れないようにしましょう。
(※)<高齢者医療制度への負担>
高齢者の医療費は、税金、本人負担によるほか、協会けんぽ、健保組合、国民健 康保険等の医療保険制度から拠出することになりますが、こうした協会けんぽなど からの支援金等(皆さまが納められた保険料によるものです)は、原則として各々 の制度の加入者(被保険者及び被扶養者)の人数に応じて算出されます。
そのため、本来、健康保険の被扶養者から削除しなければならない方が届出を行 っていないと、その被扶養者分についても協会けんぽの支援金等の額に追加され、 保険料負担も増えることになります。
協会けんぽHP
事業主・加入者のみなさまへ「被扶養者資格の再確認について(平成25年度の実施)」