多くの労働災害は長期的に減少傾向にありますが、陸上貨物運送事業については、過去20年間、減少傾向が見られないため、厚生労働省では、貨物自動車の運転者などが行う荷役作業における労働災害の防止を目的として、「陸上貨物運送事業における荷役作業の安全対策ガイドライン」を策定し、公開しております。
荷役作業での労働災害は、毎年1万件近く発生しており、労働災害全体の1割に達しようとしていて、しかも、荷役作業での労働災害の3分の2は荷主先で発生し、そのうちの8割は貨物自動車の運転者が被災しているとのこと。
労働災害防止のポイント
1.安全管理体制の確立等
2.荷役作業における労働災害防止措置
3.墜落・転落による労働災害の防止対策
4.フォークリフトによる労働災害の防止対策
5.クレーン等による労働災害の防止対策
6.コンベヤーによる労働災害の防止対策
7.ロールボックスパレット等による労働災害防止対策
8.転倒による労働災害の防止対策
9.腰痛防止対策
10.その他の労働災害の防止対策
11.荷役作業の安全衛生教育の実施
12.陸運事業者と荷主等との連絡調整
13.自動車運転者に荷役作業を行わせる場合の措置
14.陸運事業者間で業務請負等を行う場合の措置
ガイドラインのダウンロード(厚生労働省HP)
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/130605-2.html