基本給、12か月連続で減少

 厚生労働省が先日発表した5月の毎月勤労統計調査(速報)によりますと、毎月決まって支給する所定内給与の総額は前年同月比0.2%減の24万1691円で、12カ月連続で減少したとのこと。フルタイムで働く一般労働者とパート労働者の給与はどちらも増えたが、給与水準の低いパート労働者の割合が増えたため、全体の給与水準を押し下げることとなりました。

 

 調査は従業員5人以上の事業所が対象。一般労働者の所定内給与は30万2444円で0.1%増、パート労働者は9万1286円で0.3%増。パート労働者の所定内給与が前年同月を上回るのは5カ月ぶりで、厚労省は「求人倍率が改善して、人手不足感が出てきたことで、パート労働者の賃金も伸びてきた」とみています。

 

 就業形態別の雇用をみると、一般労働者は前年と同水準なのに対し、パート労働者は2.2%増。

 

 生産の増減を反映し、足元の景気動向を示すとされる製造業の残業時間(季節調整済)は、前月比1.9%減で、6カ月ぶりに減少になりましたが、経済産業省が発表した5月の鉱工業生産指数は2.0%上昇で、堅調に推移しているとのこと。

 

厚生労働省HP「毎月勤労統計調査ー平成25年5月分結果速報」

http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/25/2505p/2505p.html


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