厚生労働省は先日、「平成24年度の未払賃金立替払事業の実施状況」を発表しました。
【未払賃金立替払事業とは】
企業の倒産等に伴い、賃金が支払われないまま退職を余儀なくされた労働者に対して、未払となっている賃金の一部を、事業主に代わり立て替えて支払うという制度です。リーマンショック以降には多くの企業・労働者が利用していた事業です。
昨年度の結果については、企業倒産件数が減少したこと受け、以下の通り、企業数・支給者数・立替払額いずれも前年度を下回ったとのことです。
・企業数 : 3,211 件 (対前年度比12.8%減少)
・支給者数: 40,205 人 (対前年度比 5.7%減少)
・立替払額: 175億736万円 (対前年度比12.2%減少)
厚生労働省HP「平成24年度の未払賃金立替払事業の実施状況」