厚生労働省が先日、育児休業を取得した人に雇用保険から休業前賃金の５０％を支給する「育児休業給付」を、当初の半年間に限って６７％に引き上げる方針を固めました。２０１４年度中の実施を予定。これは、子育て世代への経済支援を強化し、あまり育休を取らない男性に積極的な取得を促すのが狙いです。
育休給付は、子どもが原則１歳になるまでの間、一定の条件を満たす雇用保険の加入者に賃金の５０％分を支給されます。厚労省の案は、労働者１人当たり半年間だけ１７％分増額し、休業前賃金の３分の２が保障できるようにしたものです。
共働き夫婦が交代で育休を取る場合は、最大で半年ずつ計１年間の増額が可能となります。また、育休中は、社会保険料の支払いが免除となりますので、それを考慮すると、実際は、休業前の７～８割の手取り収入が確保できるのではないかと思われます。
ハローワークインターネットサービス「雇用継続給付」
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