厚生労働省は9月1日から、夜間や休日に電話で無料の労働相談を受け付ける「労働条件相談ほっとライン」を開設します。過酷な労働で若者らを使い捨てる「ブラック企業」対策が目的で、本人だけでなく、家族や友人ら誰でも利用可能で、弁護士や社会保険労務士など労働問題に詳しい相談員が対応します。(来年3月末まで実施)
また、10月から、就職活動中や就職が内定した若者を対象に、労働法の知識を身につけてもらうことを目的としたセミナーも全国の大学などで開催。労働法の内容を説明するホームページも年内に開設予定です。
厚生労働省HP「労働条件相談ほっとライン」を開設します
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000054880.html
昨年も無料電話相談が実施され、全国で1,042件の相談が寄せられました。相談の対象者は20代30代が約半数で、相談内容は賃金不払残業・過重労働が9割でした。
先日の大手牛丼チェーン店の過重労働報道があり、さらにブラック企業という言葉が定着してきていますので、今年は相談件数がさらに増加するかもしれません。
あまりにも増加しますと監督指導強化にも繋がりますので、会社としては、何が違法になるのかの確認と違法状態を避けるための対策が急務になります。
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