協会けんぽが今年の5月から7月にかけて実施した扶養者資格の再確認を行った結果を公表しました。
扶養者資格の再確認は、健康保険の被扶養者となっている方が、現在もその状況にあるかを確認するためのもので、その結果、被扶養者から除かれたのは、約6.9万人。その削除による効果は、34億円程度(高齢者医療制度への負担軽減)が見込まれるとのこと。
【高齢者医療制度への負担軽減とは】
高齢者の医療費は、税金や本人負担以外に、協会けんぽや健保組合なども負担しております。その負担額は、各々の制度の加入者(被保険者及び被扶養者)の人数等に応じて算出されるため、被扶養者から除かなければならない方がそのまま被扶養者であると、その被扶養者分についても協会けんぽの負担額に追加され、被保険者の保険料負担も増えることにつながります。
今回の再確認で被扶養者の除かれた理由の大半は、『就職したが削除する届出を提出していなかった』です。被扶養者に異動があった場合は、その都度届け出が必要となります。ちょうど今の時期、年末調整で扶養家族を確認する時期となりますので、異動があれば忘れずに届け出をしましょう。
協会けんぽHP「事業主・加入者のみなさまへ「平成26年度被扶養者資格の再確認にご協力ありがとうございました」
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/home/g5/cat590/261125001
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