例年、10月に改定が行われる最低賃金ですが、2016年度については全国平均で3%増の上げ幅24円(昨年度18円)で過去最大の上げ幅となる目安です。
目安通りに改定されれば、最低賃金の全国平均は、798円から822円に上がります。引上げ額の目安は、都道府県を経済の状況が良い順にA~Dの4グループに分けて決定されます。
【グループ別の上げ幅目安】
A(東京、神奈川、大阪、愛知、千葉)・・・25円
B(茨城、埼玉、京都、兵庫など11府県)・・・24円
C(北海道、宮城、福岡、岡山など14道県)・・・22円
D(青森、岩手、愛媛、熊本など17県)・・・21円
目安通りいけば、かなり大幅な改定になりますので、10月の改定以降、最低賃金を下回る労働者が出てくると思われますので、注意が必要です。
【参考】
最低賃金には、以下の金額は算入されません。
・精皆勤手当て、通勤手当及び家族手当
・所定時間外労働、所定休日労働及び深夜労働に対して支払われるもの
・臨時に支払われる賃金
・賞与など1ヶ月を超える期間ごとに支払われる賃金
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